探偵の歴史

探偵とは
みなさんは「探偵」という言葉からどのようなイメージを抱くでしょうか。
コナン・ドイル原作のシャーロックホームズや、横溝正史による金田一耕助、または松田優作が扮する「探偵物語」の主人公を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかしながら実際は、そのような小説、映画、テレビ上のものとは全然違い、地味で目立たない職業であり、逆に目立っては困る職種なのです。

探偵(興信)業・調査業とは

それでは、探偵・調査業とはどういうものなのでしょうか。
社会正義の実現、弱者の味方として日夜奮闘することもありますが、それだけではない部分が多いのも確かです。
その理由として、探偵というものを理解する上で依頼者の存在が不可欠であることを知る必要があります。
依頼者抜きでは探偵は成立しません。
依頼者の依頼を受けて初めて探偵としての業務が発生するのです。

ご承知のように、探偵は公務員ではなく、探偵事務所は依頼者からの報酬で運営されています。
探偵・調査業も他の業種と同じく私企業であり、一般企業であります。

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探偵の歴史

古代より戦いにおいて、敵の情勢を探る要員の存在は文書により認められており、現代でいえば諜報員といったところでしょうか。
それらの者を「探偵」と考えるならば、探偵の歴史は戦いの歴史と同じ起源にまで遡る古いものとなります。

ここで注目すべきは、産業革命を通して発展してきた近代社会における、特に、そのなかでも市民生活に関連を有する探偵の歴史です。
国家間における秘密諜報活動の歴史は、物語としては非常に興味深いものですが、本来の探偵とは局面が異なっています。

世界的に探偵の歴史を考察してみると、やはり産業革命発祥の地であるイギリスでの発展が目につきます。
イギリスでは、19世紀中ごろから、産業、商業が高度に開花し、都市への人口集中が進み、人々の生活範囲がそれまで以上に広がった結果、個人の能力だけでの情報収集が不可能になりました。
それを補う手段として探偵が社会に出現してきたのです。
商業活動における取引相手の信用状態は、牧歌的、閉鎖的な社会では一目瞭然で判りますが、社会が発展して取引の量的拡大が起きると、何らの共通基盤を持たない外部者が取引相手として普通になってきます。
特に保険業では保険加入者の資質によって、保険料、保険金に多大な影響が出てくるので、保険会社は情報の収集に全力を尽くすようになり、ここに探偵としての保険探偵が現れ、相手の信用状況、生活背景等の個人的情報を収集して、それを保険契約締結の判断材料とするようになりました。

アメリカにおける探偵の歴史は、19世紀の終わり頃から顕著になってきます。
ただし、イギリスと異なって、商業上の必要から出てきたものよりも、警備上、治安上の要請からのものが多くなっています。

これは開拓時代からの名残で警察機構が当てにならない場合があったので、人々は自分のことは自分で守るという意識があり、そこで探偵をボディーガード、ガードマンのような私的警察として利用することになったのです。

日本での探偵の歴史は、諸外国と同じように産業革命が起こり、商工業が発達してきた明治時代の中ごろが出発点です。
ただし、日本においては、社会が比較的安定しており、同質化の傾向が強いことから、情報の価値を積極的に認めようとする人や企業が少なく、探偵の業務として欧米とは違った形で発展してきました。
結婚調査、浮気調査が探偵の主流となってきたのです。
これらの調査が重要であることに異は唱えませんが、探偵は情報収集をもって業務とするものであることを考え、なおかつ日本は世界有数の商業活動をしている点からも、広く裁判資料の収集、信用状況の調査といった社会性の高いものが、これから探偵の業務の割合を増加させるであろうと思われます

  1. 他人の行動・秘密などをひそかにさぐること。
    また、それを職業とする人。
    「一日の動きを探偵する」「私立探偵」
  2. 敵の機密や内情をさぐること。
    また、その役目。
    スパイ。隠密(おんみつ)。密偵。「軍事探偵」

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