広島での家出人捜索(家出人探し / 失踪者捜索)
近年の家出・失踪の状況について
届出をされた行方不明者の数
平成27年全国の警察が受理した家出人捜索願を受理した件数は82,035人で、性別では、男性が53,319人で全体の65%を占め、成人・少年別では成人が28,716人で全体の35%の構成比になっています。
年齢別では「10歳代」が17,071人で20.8%と最も多く、次いで「20歳代」「30歳代」の順になっていますが、「70歳以上」との括りでいえば16,681人で20.3%を占め高齢者の行方不明が目立ちます。
原因・動機としては、その他を除き、「疾病関係」が18,395人で22.4%、うち認知症又はその疑いによるものは12,208人(14.9%)と年々増加傾向にあります。
次いで「家庭関係」の16,115人(19.6%)「事業・職業関係」の9,382人(11.4)、そして「学業関係」「異性関係」の順となっています。
数値引用元: 警察白書
しかし、お気付きと思いますが「金銭の貸借」というものがありません。
上記の数値は「届出がなされた行方不明者数」であることから、金銭問題が絡んだ家出・失踪は届出がなされにくい傾向がある為、数値には現れないといえます。
ですが、どの項目にも大小様々な金銭が絡んでいることは間違いないでしょう。
あなたのご家族・友人・知人は大丈夫ですか?
消息を絶っているだけでも心配でならないことかと思います
全国の警察で所在が確認された家出人も当然いらっしゃいます。
しかし、捜索願を提出しても、事件性がない限り、警察は家出人捜索になかなか着手出来ないのが現状です。
では何故、警察で確認が出来たのか・・・・?
それは、警察が動かなければならない状況があったからです。
「犯罪の被害者・被疑者」「自殺」・・・
悲しい限りです。
誰かが後1週間・24時間もしかしたら1時間でも早く見つけていれば、被害者にも被疑者にもならずにすんだかもしれません。
探偵社が行う家出人探しや行方不明者捜索は、調査着手時期というものが重要になってくるケースが多くみられます。
失踪されてから時間が経てば経つほど事態が深刻化する傾向があり、情報を得ようとも、人の記憶が薄れてしまいます。
また、移動を繰り替えされている場合、発見への難易度があがります。
家出・失踪のきっかけ
短絡的家出
小・中・高校生の場合、親に叱られたという理由が多く、親に心配させてやろうという気持ちから、最近良く耳にする「プチ家出」という軽い気持ちで、本人も深刻になっていない傾向が見受けられます。
「彼氏(彼女)とずっと一緒にいたいだけ」という理由も少なくはありません。
高校・大学生の場合、勉強や受検の苦しみから逃れる為や、異性関係とうまくいかない為、一時の享楽「もっと遊びたい」「自由になりたい」という理由があるようです。
夏休みなど長期休み中の家出は、大半が異性(交際相手)が関係する内容となっています。
同じく「自由になりたい」「好きに遊びたい」といった理由からになるでしょうが、犯罪に巻き込まれる危険の多い繁華街に近づくことも多く、女子の場合は性犯罪に巻き込まれる可能性や、男性関係がからむと妊娠してしまうなどといった結果も多くあります。
夏休み(長期休み)中の家出については、ご両親も「休みが終わるまでには帰るだろう」との考えをお持ちの方が多いのですが、「もっと早く探していれば・・・」という結果になることも少なからずあることから、早めの対応をお勧めしています。
中高年の場合は、「なにごとにも嫌気がさして」「だれも知らない所に行きたい」「責任を負いたくない」など一時の無責任な感情で、大体は家出した後に後悔していることが多いようです。
突発的家出
事業・職業の場合、経理や営業に多く、監査などが入る情報により、事実が明らかになった時を考え逃亡するケース。
異性関係の場合、会社内外の不貞行為が発覚し、相手の配偶者から問い詰められ、責任も負えない為、家に帰らなくなり、会社にも行けなくなる。
疾病の場合、検診で思わしくない結果であった場合などに、自己判断で重病と思い込み、悲観的になっていまう傾向があり、自殺の可能性もありえます。
いずれも、残された家族のことを考えず、突然に家出をしています。
計画的家出
異性関係の場合、愛人の所に理由を付けて泊まるようになり、やがて家に帰らなくなり、本人、浮気相手と二人で計画して家出(駆け落ち)をする。
その場合は、新しい土地で新たな生活をしようというつもりであり、離婚の意思は固い。
また、短絡的な家出と思われても、本人からすれば実は計画的な家出であるケースも少なくはありません。
学業への自信喪失や就職先への不満といった理由で、「親に相談しても我儘だと言われるだけ」と考え、自分なりに失踪先の住居や職を予め見つけておき、荷物は多くなくとも必要なものを準備して出掛けていることも多いのです。
調査依頼時の情報項目
誰かに対して残されたメッセージがあったか
普段の生活でヒントになる場所、気になる場所を言っていなかったか
お子さんが使用した電話やパソコンの履歴などの情報
使える(持出せる)お金はどのくらいあるか
移動手段はなにがあるか
同行者がいそうかどうか
服装や荷物はどのようなものか
家出した時の時間
家出後の目撃者の存在
部屋に手がかりになる物(メモ・日記・レシートなど)
プチ家出の場合、罪の意識が低い為、自らの意思で行方をくらます大人と比べ、手がかりを残す可能性が高くなります。
調査をご依頼頂く前に捜索願の提出をお勧めしています。