広島のスマートフォンやパソコンのデータ復元
パソコンやスマートフォンに残されたデータ(消去データ含む)の解析・復元を行います。
復元可能範囲は写真・音声・動画といったデータから電話調査・メール履歴・ライン(LINE)の履歴と多岐に渡りますが、パソコンやスマートフォン機種や機能・アプリのバージョンなどによって異なります。
データ復元解析
スマートフォン
- 電話帳
- メール履歴
- ライン履歴
- 写真・動画データ
など、対象となるスマートフォンにあるデータの解析及び、削除されたデータの復元を行います
データの復元が可能となる範囲は対象スマートフォンの機種やデータ量・新旧、及びラインなどSNS情報はアプリのバージョンによって異なります。
詳しくはお問合せ下さい。
令和2年2月1日現在のLINEトーク履歴復元状況
LINEアプリの最新アップデートにより、消去されたLINEのトーク履歴などの復元は現時点では行えません。
原因はアプリのセキュリティ機能強化になります。
安価な費用でデータ復元を行うとする業者が乱立していますが、市販されている復元ソフトを使って最新バージョンのLINE復元は不可能です。
またそれをすることにより、データが上書きされてしまう為、データ復元が出来なくなってしまいます。
くれぐれもご注意ください。
パソコン
対象となるパソコンにあるデータの解析及び、削除されたデータの復元を行います。
データの復元が可能となる範囲は対象スマートフォンの機種やデータ量・データの新旧、削除された方法によって異なります。
詳しくはお問合せ下さい。
尚、スマートフォン・パソコン共に、お引き受けできるフォレンジックは合法的な調査依頼に限り、所有者不明・違法(不法)な目的のご依頼はお断りしております。
データ復元に関するお問い合わせはこちらから
フォレンジック
デジタルフォレンジックとは?
デジタルフォレンジックとは、犯罪捜査や法的紛争などで、コンピュータなどの電子機器に残る記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称。
“forensics”には「法医学」「科学捜査」「鑑識」といった意味があり、分かりやすく意訳すれば「デジタル鑑識」。引用元: IT用語辞典
データ復元調査依頼の流れ
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ご相談
調査をご希望される媒体(スマートフォンやパソコン)の詳細(機種など)やどのような事を目的とされた調査を行いたいかなどをお聞きします。
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調査の可否・お見積り
調査をご希望される媒体をお預かりし、調査の可否・お見積り・調査期間などをお知らせします。
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調査をご希望される場合、調査開始
調査が可能な媒体であると判断され、調査をご希望される場合、実際にフォレンジック作業に取り掛かります。
一般的には調査対象媒体の解体作業を行いますので、通常は解体された状態でのご返却となります。
元通りの形(原状復帰)をご希望される場合は別途費用がかかる場合があります。 -
調査結果のご報告
調査結果を調査報告書及びデータ(CDもしくはDVD)にてお渡し致します。
調査結果は法廷提出用証拠としてご利用いただるものとなっております。
データ復元ご相談時の注意点
デジタルフォレンジックについてのご相談をメールフォームなどから頂く場合、「スマートフォンの復旧」「ライン履歴を復元したい」などといった文章だけのご相談が多くありますが、ご紹介している通り、対象媒体によっては解析・復元が出来ない機種もあります。
対象媒体をお預かりした上で、調査の可否判断およびお見積りとなりますことをご理解下さい。
また、削除された【メールの送受信履歴のみ】【ラインのやりとりのみ】を復元して欲しいといったリクエストも多く頂きますが、デジタルフォレンジックは媒体に残された全てのデータを復元するものであり、一部だけを抽出することは出来ません。
復元後に必要データの選択は可能ですが、別途費用が発生する場合がございます。
復元部を限定すれば費用が抑えられるものではないことをご理解下さい。
怪しいデータ復元会社も
LINEのトーク履歴の復元などを謳うフォレンジック会社に依頼したところ、復元されたデータの中身が文字化けしたような判別不能な文字が羅列されているものだった等といった事案が多数報告されています。
格安でデータ復元を行うという会社が増えてきていますが、デジタルフォレンジックは高度専門知識を必要とする作業になります。
ことさら低料金をアピールするような会社には十分ご注意ください。
データ解析・復元の調査事例
息子さんがお亡くなりになられた理由
都会に就職した1人息子さんが自殺によりお亡くなりになられた2年後、匿名の手紙が届いた。
内容は息子さんの死の原因は、上司であるA氏の見るに絶えないパワハラが深く関与するものであり、何もできなかったことで、良心の呵責に耐えかねたことに加え、匿名による通達と知らせるのが遅くなったことに対する謝罪を述べるものであった。
会社に事実関係を問い合わせるも、当然のようにパワハラの事実は無かったと否定。
真相解明の望む父親からの相談に対し、遺書がなかったこと及び、遺された所有物からは自殺に関係するようなものが発見されなかったことから、まずは残されたスマートフォンとパソコンの解析を試みることから始まった。
調査結果
スマホやパソコンのデータからも自殺に関係するという内容のものは確認されなかった。
しかしながら、親交の深かった同僚B氏の存在が浮上。
送られてきた手紙の消印もB氏が住む地域のものであった為、手紙の送り主はB氏であることが濃厚であると推測。
調査を進めると、B氏は今も同じ会社に勤めていることがわかり、ご両親と共に休日自宅にいるB氏を訪ねた。
ご両親が挨拶をするとすぐに、B氏は自ら手紙を送ったことを告白し、息子さんが自殺に至った一部始終をお話しいただいた。
ご両親の元を訪ねようかと日々悩んだが、職を失うことに躊躇し、どうしても踏み出せなかったらしい。
いつか手紙を出したのが自分とわかり、訪ねられてくる日が来るのではないかと内心は望んでいたそう。
お越しになられた以上、全てを話し、どのような協力も惜しまないとのことでした。
依頼人は丁寧にお礼を述べ、その時は結論を一旦持ち帰ることにした。
後日、退職を決意されたB氏からの強い勧めもあり、弁護士さんをご紹介し、本件は終了となった。